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アント英語スクール代表 松並 順子のエッセイ |
頑張る外国人ハズバンド達 |
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2004年3月 |
外国人パパは仕事探しに必死です。赤ちゃんのいる日本人の奥さんは育児に忙しく、しかも日常生活で言葉のわからないご主人の面倒を見るのにも大変です。 でも、誕生日、何とか記念日を大切にして、とってもやさしい外国人ハズバンドから幸せ気分を十分にもらって愛が溢れているようでこちらまでハッピー気分にさせられます。モロッコからのアリさんは1歳半の女の子がいて得意な5ヶ国語を駆使して語学講師をしています。 最近将来を考えてモロッコにしかないアルゴンオイルを販売する事にチャレンジして時々ミニパーティーで紹介していますがとっても香の良い軽いオイルです。奥さんが翻訳して作成したパンフレットによるとユネスコ指定のアルゴンツリーから取れる大変に貴重なオイルで何千年も使われており、主にフランスに輸出されているそうです。日本で既にあるのはネット販売のみで純度が低いそうで、1月には自分で砂漠に行ってアルゴンツリーから100%オイルを採取してきて知人にサンプルで配って"お願いします。"と笑顔を振り撒いています。フロリダからの24歳のラファエロはもう2歳の子供がいて"仕事たくさんしますよ"と張り切って営業にきます。他にもサルサダンスパーティーの企画や、ラテン料理会を開催して積極的に案内状をおいていき、頼もしいです。イギリスのダンはロンドンミュージカルを普及させようと名刺を配れそうな集まりには積極的に出向いてカタコト日本語でセールスしています。いずれも簡単に成功出来ませんが希望をもって明るく、前向きに頑張る姿につい協力したくなります。
私のテーマはいつも英語+αで、最近は英語+表現力です。言葉以外の反応は非常に重要で、外国に行くと華やかな感じがして楽しくなる気分は、知らない人と出会ってもコミュニケーションが型にはまらずウキウキできることかも知れません。私もアメリカから出したかった絵葉書の切手が無くて売り場を探していると親切な熟年女性がニコニコしてプレゼントしてくれたり、滞在先の友人に送られてバスに乗り お名残惜しくて、ついホロリとしていると隣席の熟年男性がボールペンをくれました。そして南部訛りの分りにくい英語で自分の経験で悲しいかったことを一生懸命伝えようとしてすっかり気が紛れました。国際結婚のハズバンド達も日本で適応する強さに感心しますがきっと異文化を超えるものは人類愛しかないのだろうといつも教えられます。
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アント英語スクール 松並 順子 |
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